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「奇妙奇天烈な肉天...土佐人と天ぷら」050119

「肉天...にくてん」・・・親爺は、そーゆーふーに、呼んでおった・・・。
親爺の実家の「懐かしい...レトロな料理」、母が、父のリクエストで再現して、私が子供の頃には、食卓に時々登場していたモノです。ただ、当時も今も、私はこの揚げ物をキミョウキテレツだと思っています。奴ら=両親が、喜嬉として、コイツにウスター・ソースをかけて食うのには、ついていけなかった様な....覚えが...アルぞッ。
「奇妙奇天烈な肉天...土佐人と天ぷら」050119_b0006637_1632820.jpg
●コイツの正体は、刻んだ玉ネギと牛肉のかき揚げです。
 ・・・これを土佐料理と言ってしまうのは、ちょっと違うダロとは思いますが、
 コイツにソースをドップシかけて食べると言う意味では、土佐的なんだソース...爆。
天ぷらにウスターソース!...、どうやら大阪以西には、そんな食習慣??文化!!!があるラシイぞ!!!と、最近、ネット・サーフィンしてて発見!ビックリ!してます。だからウチの両親にとっては「肉天=コイツ」にソース...が...郷愁でもあり常識!でもあったのですねぇ...。私がコイツを初めて食べたのは、7才頃。ついて行けずに、家族の中でヒトリ...醤油をつけて食べてました...。...ついでに...揚げ玉入りのお好み焼きは、ソース味...美味しい!。...けれどよく考えると...お好み焼き自体も...ヘンチクリンなクイモンやなぁ...と思います...もちろん大好きですが...。
●で、ソースですヨ・・・。江戸時代には無かった...でしょうね...きっと...。ミリキ的・えきぞちっくな舶来の味。こんな調味料が、汽車や汽船の時代の高知県にも、やって来た...肉を食べる習慣もボチボチ...。明治・大正...昭和の初め頃に、親爺の実家=土佐の商家の賄いにも、ソースが登場!、人気者!...「コイツ」や牡蛎フライにもザブザブと...。
●そんなことを考えながら、今さら私も、復刻してみました。玉ネギ=3に対して牛肉=2ぐらいの割合、分量です。玉ネギは1cm角程度にざく切り、牛肉も小さく刻みます。ソースで食すなら、少々の塩を隠し味にしたほうが良いでしょう。そこに卵黄・小麦粉・水を...直に掻き混ぜ...衣は少な目にしてまとめる=1個5〜6cm・小さめに...焦げないようにカラッと揚げます。
●・・・「肉天」の数年後に母が始めた「豚天」があり、これはコロコロのさつまいもと豚の細切りを一緒に、かき揚げにした...天つゆにつけて食べるものでした。私はソッチの方がずっと好きだった・・・ソレ...翌日の弁当にもよく入ってたよナッ!カァ〜ちゃん!。
by arinco11 | 2005-01-19 17:14 | 土佐料理(8) | Trackback | Comments(18)
Commented by 健三郎 at 2005-01-19 20:38 x
はじめまして。他のブログに比べて調理の画像・文章とも工程が詳しく、写真は妙な効果もなく、逆にきれいです。この肉天、一度食べてみたいです。挑戦します。
Commented by arinco11 at 2005-01-19 22:03
>健三郎サン!はじめまして。これ、「肉天」自体はハッキリしない味ですが、ソースをかけるとノスタルジックな味になります。挑戦?...面白がってください。
Commented by akiko-y8 at 2005-01-20 00:37
こんばんは。肉天おいしそうですね。
そうそう、こちらでもお弁当なんかを買うと、天ぷらにソースがついています。
豚天、おかあさまのオリジナルですか?さつまいもとの組み合わせ、食べてみたいです。いつか、arincoさんがされるの楽しみにしています。
私の住んでいるところは、鳥が名物なので、鳥天が結構メジャーにあります。私もやってみようかな。akko
Commented by arinco at 2005-01-20 01:53 x
>akkoさん・そちらも「天ぷらにソース圏」ですか?。天ぷらを一種のフリッターと考えれば素直になれそうですがネ。
「豚天」は、濃い目の天つゆか、醤油が合います。ではでは、近いうちに...作ってご紹介してみましょう。お待ちを!。
Commented by pecochan77 at 2005-01-20 08:45
おいしそうな写真と文章!
わたしもお母様オリジナルの豚天を食べてみたい。
豚とさつまいも、材料だけでおいしいに違いないと思えるから。
あ、「花田」の情報ありがとうございました!!
もしかして今日のお皿も?
素敵な柄ですね~。^^
Commented by hanna at 2005-01-20 15:55 x
今は、総グルメ時代で、みんな、調味料にもうるさいですが、私が子供の頃、夕飯に天麩羅が出て、翌日、お昼なんかに食べるときは、おソースでした。でも、トンカツソースの場合もあったし、中濃の場合もあったような・・・。

そういえば、目玉焼きにお醤油をかけるか、おソースをかけるか、地方によって違いますよね?
私は、絶対、お醤油ですが・・・。
Commented by arinco11 at 2005-01-20 19:21
>pecochan!「豚天」は揚げたてでも冷めても美味しいよ♪いよいよ近いうちに公開することにせねば!ですね...笑...。
「花田」は、お店の奥にお茶飲みできるスペースがあって、今日はどれを買おうか、決心したり、頭を冷やしたりすることができます...笑...。
今回のお皿は、いつ頃のものかは解らないけど「骨董」です。いわゆるジャパネスクではなくて、手描きです。母が面白がって買って使っていたものです。お皿の裏に、昔の所有者の名前が墨書してあって、今でもそれが消え落ちずにうっすらと残っています。
Commented by arinco11 at 2005-01-20 19:33
>hannaちゃん!そちらも微妙にソース圏?。大阪...というか、うどんのお汁の色や味の違いなども、愛知や静岡あたりが境界線というのをドコかで見たような気もします。
デ・醤油顔とソース顔.........違うか...笑...。目玉焼きとかキャベツに、醤油かソース...、何人かで一緒に食事すると、必ず別れますよね?。面白い...お互いに妙にコダワリや気合いが入ってて...。私は、目玉焼きはドッチも派。その時の献立が和風っぽいか洋風っぽいか、とか気分によって。キャベツは最近、ポン酢が多いかなぁ...。
Commented by moonisup at 2005-01-20 21:18
コメントありがとうございました。
レンズは、60ミリマクロレンズ、というのをいつも使っています。
:->
Commented by arinco11 at 2005-01-21 19:52
>moonisupさま、22cmまで寄れる代物でごぜーますネ。独特の味がごじゃりますね。欲しいけれど、手がでましぇん。です...ハイ...。
Commented by pecochan77 at 2005-01-22 08:26
お茶のみスペースで頭を冷やす!これは親切なはからいです。
確かに器やさん、雑貨屋さんでは頭に血が登り勝ち。
洋服やさんは試着室で一応鏡を見つつ冷静に(愕然と?)なれるけど、小物のお店は危険です。
いいですねえ。「花田」近々ぜひ行きたいです。
お母様の豚天、期待してますよ~
お皿のエピソードもありがとうございました♪
Commented by arinco11 at 2005-01-22 20:43
>pecochan!「花田」でお茶とお菓子してきて下さいませ!。
Commented by LiberaJoy at 2005-01-24 17:37
ほんとに、おいしソ。これは東京にはない料理。
ぜひ、挑戦してみたい。ただ、わが家の場合、油で揚げる料理は
カミさんマターなので、彼女に依頼する予定です。
Commented by arinco11 at 2005-01-24 19:47
>LiberaJoyさま…これノスタルジックな味ですヨォ〜。おしゃれじゃナイ...。ソースで食べると、全く・昔の田舎の何チャッテ洋食そのもの...。カミさんに「エエェェ〜ッ???!!!!!」って言われるかも...笑...。
Commented by LiberaJoy at 2005-01-24 21:09
でも、衣に、スパイスを効かせたりすると「お洒落な」味になりそう。
Commented by arinco11 at 2005-01-24 21:47
ン!なるほそ...。カレー粉...とか...?。
Commented at 2009-01-03 00:52
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by arinco11 at 2009-01-03 18:31
■鍵の8さま…そうそう!これこれ!...レトロでしょ?やってみてみて〜!
初電話、楽しゅーございました!。。。連絡待っててね!あぁ楽しみ!
鍵コメの配慮、3Q!あるよ♪


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