すべては、
ここから、 始まる...。 鍋の真ん中に、 白菜よ!立てッ! コレさえ上手くいけばッ...。 ●...後は、無心に、鍋に材料を詰め込む...。白菜の水分だけで蒸し煮にする...。 ●熱々の、トロトロ白菜・豚バラ肉・揚げ・えのき茸・春菊・餅を、大根下ろし・青ネギ・柚子・ポン酢・一味で味わう...冬も満更捨てたものではないゾ...笑いが込み上げてくる...。ともあれ、この「白菜さまの鍋」は人気があって、以前、遅れてやって来た来客が残りを食し「コレもうこれだけしかないの?もっと食べたい!」と大騒ぎしたことがありました。●オリジナルは、あの中尾彬おじさまの本で見たのですが、酒の肴として、白菜と豚だけ、土鍋で作って、胡椒で食べるというものだったかと思います。 ●私はそこに材料をプラスしてアレンジ、長年このやり方、大根おろしとポン酢で...「白菜さま」の時には、他には何も作りません。これ一品だけで満腹!ご飯の入る余地もない...という有様です。 ●鍋は、直径30cmのものを使用。 ■材料(約4人前) 白菜………大きめ1/2個 (5〜6cm高さ,一口サイズ) 豚バラ肉…ブロック400gを手切りか 薄切り肉(一口サイズに) うす揚げ…4枚(一枚を8つに切る) えのき茸…2パック(石づきを落とす) 春菊………1/2袋(10cm長さに切る) 切り餅……3〜4切れ(半分に切る) ◆調味料 酒少々・粉末だし少々 ◆薬味 大根………1/2本(おろしにする) 青ネギ……適宜(小口切り) 一味………お好みで! ポン酢……お気に入りのものを! ■作り方 1 鍋に白菜を縦にギュッと詰める。 2 1の隙間に、豚バラ肉を詰める。 3 2に粉末だしと酒少々ふりかけ、 蓋をして、蒸し煮にする。 4 白菜がしんなりして、 材料にすき間が出来たら、 薄揚げ・えのき・餅を入れ、 出てきた白菜の水分だけで、 更に、蓋をして蒸し煮にする。 5 4に春菊を加え蓋をして、少々。 ・・・できあがり・・・ ●テーブルでワイワイと鍋物として囲むなら、白菜・豚バラ肉が柔らかくなり、うす揚げだけを煮る...ここまでを、台所で作り、後は食卓のコンロで煮食いにすると良いかと思います。 ●「えのき・春菊・餅など」は、すぐに火がとおりますから、どんどん追加していっても、白菜から出た水分だけで充分に煮えます。また、白菜の葉先も後から追加OKです。 ●全部を台所で仕上げると、 右の写真の様に仕上がります。 ●テーブルに運び、めいめいが、 大きな器にとり、好みで、 大根おろし、青ネギ、 ポン酢と一味で、いただきます。 ●私は、京都清水七味屋の「天然ゆず一味」が好きで冷凍庫に常備、この「白菜さまの鍋」の時には欠かせません。 ●さて、大根おろし...最初から青ネギを一緒くたに鉢盛りしました。キープしてあった柚子皮の千切りも散らしてみました。 ●して、ポン酢ですが、私はここ数年、鎌田醤油の「ぽん酢醤油」を愛用しています。ここの「だし醤油」とまとめて一緒に通信販売で買うのですが、キリッとした味!気に入ってます。 ●皆様も、お気に入りや自家製の美味しいポン酢で、冬の鍋物を楽しんでおられることでしょう。昔、母は、お正月前後には、橙=だいだいの酢を絞ってポン酢を作っていました。忘れがたい味です。 ●それと、白菜のこと。今シーズンは台風の災害で収穫の心配などがありましたが、何とか普通に手に入れることができて、お陰でこの「白菜さまの鍋」がいただけます。冬の白菜・独特の味...もうひと月もすると白菜の品種が変わり、同じ料理でも味が違ってきます。 ●妹尾河童さんの扁炉(ピェンロー)という白菜鍋も最高に美味しいですが、扁炉は「冬の白菜でないと絶対ダメ!」と河童さん!力説しておられます。確かに、そのとおりデス!。扁炉(ピェンロー)は『河童のスケッチブック』という本で紹介されているようです。
by arinco11
| 2005-01-23 02:35
| 和な味(103)
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Trackback(4)
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Comments(23)
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from 行きあたりばったりバンザイ。
at 2005-01-26 01:16
タイトル : これはたまりませんね。
「白菜さまの鍋」050123 速攻プリントアウトしちゃいました。 焼酎片手にこれ!ちょっとやってみます。八百屋さんでは1/4サイズが100円以下だったりするので大助かりなんですが、これはとまりません。家では「白菜鍋」と読んでいるのですが、我が家では豚肉を白菜の間にミルフィーユ状態で作っています。ほかになんにもいれてないんですが、こちらは豪華でおもてなしにいけそうです。 つけダレをもっとバリエーション増やしたいんですけど.....。結局ポン酢でも、柑橘系を変えるくらいしか思いつかなくって。...... more
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from 初心者日記~結婚生活~
at 2005-01-31 21:32
タイトル : 1月29日(土) 彼のご両親がやってくる ぶっつけ本番編
土曜日は恒例の世界の朝ご飯を見る→美容院→クリーニングを出し&取り→晩御飯の買出し。 急いで帰って、ダイニングのライトを彼が取り付けている間にお掃除。 そう、今日は彼のご両親がついに新居にやって来る! メニューはやっぱりお鍋に。 「ちょっと位はつまむものも作りなさい!」と実家の母に言われたので、モロッコインゲンの胡麻和えと、まぐろと山芋和えを作る。 お鍋はarinco11さんの「白菜さまの鍋」050123に レシピ通りに「立つのよ~~~っ」と白菜さまを励まし、一心不乱に...... more
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from 食卓から愛を込めて++D..
at 2005-02-07 09:24
タイトル : 扁炉(ピェンロー)&じゃがいものガレット
いつも、美味しいものを紹介してくださるパワフルなarincoさんのblog「白菜さまの鍋」と 「じゃがいものガレット...付け合わせ」へTBです。 arincoさんちのお鍋は、白菜メインに具沢山で、ポン酢でいただくとても美味しそうなお鍋でしたが、今回は記事の中にあった、扁炉(ピェンロー)なるものを作ってみました。 中国の田舎料理らしいこの鍋、なんと言っても簡単。中にいれる野菜は白菜のみ。他は干し椎茸、豚のバラ肉と鶏もも肉そして春雨。準備の味付けはごま油のみ。他の野菜を入れたくなるがここは我慢...... more
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from 雑感
at 2005-02-21 14:00
タイトル : 白菜と豚バラ鍋
arinco11さんの「白菜さまの鍋」にトラックバックです。 おいしそうな「白菜さまの鍋」を見てしまい、 どうしても食べたくなったので 白菜 買ってきました。 が、常夏の国なので、なかなかおいしい白菜には出会えないんですね。 それでも中部地方の高原でつくっている(と思われる)白菜はけっこういけるのです。 なのに どうでしょう この写真。 白菜さまが写っていません。 でも いいのです。 本家本元のarinco11さんのとこにすばらしい写真があるのですから。 ほらほら すごいでし...... more
美味しそうですね~。白菜だけの水分で作るってあたりがいいです。蒸し煮って美味しいんですよね。
さっそく今度真似させていただきます(笑)
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arinco11 at 2005-01-23 17:41
>kurakiさん、後悔はさせないヨこれ。白菜を縦に詰めるってとこがミソです。別に真ん中に気合いで立てなくても、端からギュウギュウ詰めていってもいいのです。そこは、気分で...笑...。それと、20cmぐらいの大きさのお鍋でも、全く同じようにできますから分量を考えてやってみて下さい。青物さえ食べてしまえば、残りのものを、翌日にも、おろしポン酢や違う味で食べられますヨ♪。
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pecochan77 at 2005-01-23 17:44
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arinco11 at 2005-01-23 18:07
>pecochan!どうぞお試しを!。上のコメントもご参考に!。もう身体の芯から暖まります。お餅をおろしポン酢で食べるのも堪らなく美味しいヨ♪。お鍋一個だけの料理...他のもの何もいらない、入らない...家族の夕食時間まちまちでも、追っかけで火を入れるだけで、アレコレじゃまくさくないしネ♪。
ほんと、簡単ですね。とにかく、ずぼら道の教祖のような私は、手がかかる料理はだめ。一人用鍋でもできるって、素晴らしい!メモ、メモ・・
昨夜雪がパラパラ舞っていました。お鍋にしたかったんです。
美味しそうです!白菜が入らないおなべってないくらい、大活躍のお野菜ですね。やはり、鍋奉行は白菜にもこだわるのですね。更に大根おろしでいただくなんて、見ただけで食べたくなります。 橙=おなべ、簡単に合わせただけなのに本当に美味しいタレを作れる母・・憧れますね。 扁炉(ピェンロー)も興味津々。
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arinco11 at 2005-01-24 09:45
>oshareサマ!ずぼら道なら引けをとらず...笑...。ひとつ鍋だけで食事が完結します...白菜の旨さ・満喫してあげて下さい。作りすぎて残っても、次の日も問題なく美味しいですヨ。2日間、楽できる...ずぼら鍋...笑...。
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arinco11 at 2005-01-24 09:57
>soleilサマ!一滴も水を使わないで、蒸し煮にした白菜が美味しいです、これ。大根おろしとポン酢が良く合います。
扁炉(ピェンロー)は、大量の白菜と干し椎茸、鶏もも肉・豚バラ肉を味付けせずに煮た鍋です。食べ方に作法のあるユニークな白菜鍋。説明が見つかりました。→ http://www.yui.or.jp/7jigen/club/penro1.html 未体験だったら、試してみて!美味しいヨ!。
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LiberaJoy at 2005-01-24 23:07
扁炉(ピェンロー)は本を見て作りました。
もう、本当に美味しかったです。 ぼくもどちらかというとぽん酢は苦手なのです。 みんなぽん酢の味になってしまうから……。 味自体がキライなのではないのですが。 唐辛子だけで食べるという潔さがいいです。 白菜は冬の野菜の王様です。
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soleiljap at 2005-01-24 23:19
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arinco11 at 2005-01-24 23:47
■LiberJoyさん■扁炉もイイヨね!。近いうちに作って食べようっと...。あのスープ...思い出すと堪らん...。私はポン酢も大好き。
この「白菜さまの鍋」、オリジナルの中尾さんチの場合、塩・胡椒・ラー油なんかで食べてたカモ...。本屋さんで立ち読みしてみて下さい。
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arinco11 at 2005-01-24 23:51
■soleilさん■扁炉は簡単で美味しい。河童さんは、ル・クルーゼの大鍋でいつも作るそうです。春雨...もいいけど...私はビーフン好み...。そう、自分の味を作るとき、結構、塩多めが良いヨ!。
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arinco11 at 2005-01-26 15:58
■chotsexyさん!TBありがと!。揚げとお餅が美味しいスよ♪。
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rawFruit at 2005-01-31 21:34
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arinco11 at 2005-02-01 00:43
■rawFruitさん!ようこそ!。私もyuzu_lifeさんのところからあなたのblogにお邪魔したことがあったのです。ご挨拶してなくてゴメンね。TB・リンク、ありがとう。私の料理は、荒っぽいよ♪。でも素材がどうしたら美味しくなるかなぁ...ってことは、興味があり実験してみて、中には開発途上とかNGもある...。楽しんでくださいな。よろしく!。
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yuzu_life at 2005-02-04 15:55
arincoさん、遅ればせながらわたしも『白菜さまの鍋』に
参戦したよ~♪ arincoさんのレシピと写真をみながら土鍋でくつくつ・・・ 白菜がとろとろ甘くって、本当においしかったです! (残念ながら見た目がarincoさんのように美しくなく、 写真は撮れませんでした・・・) だんなさまも、 『なにコレ・・・すごいうまい・・・』と目を丸くしておりました。 デジカメ株に続き、料理の株も上昇か?!
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arinco11 at 2005-02-04 20:10
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boooolean at 2005-02-07 11:05
初めまして!soleilさんとこで白菜さまをみて飛んできました。
白菜の水分のみ!なんて美味しそうなんでしょう~♪ 寒くて白菜の美味しいうちにぜひやってみなければ!!と固く決意いたしました。早く参戦せねば。 はぁ~美味しそうなお料理がいっぱいだ~(・∀・)
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arinco11 at 2005-02-07 13:47
■booooleanさん・ようこそ!。扁炉もいいけど、これも美味しいですヨ!。参戦...ですか?...笑...。ウン・白菜・詰め込む格闘技かも?...大袈裟だよね...笑...。私のkitchenは、荒技が多い...soleilさん曰く、パワフル!だって...爆...。
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kagoyuyu at 2005-02-21 15:31
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arinco11 at 2005-02-21 20:57
■かんちゃん,TBありがとう!。後で遊びに行くね!。元気になってよかったなぁ...。私もこれから「かんちゃん」って呼んでいいかな...ってもう呼んでる...笑...。
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kagoyuyu at 2005-02-22 13:54
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arinco11 at 2005-02-23 01:08
■かんちゃん,晴れやか...いい言葉...いい響き!。晴れたり曇ったり...人の心にも天気があるサ。元気を大切にね♪。
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