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「京・生八つ橋...お・ぼ・古ッ!」071123

「京・生八つ橋...お・ぼ・古ッ!」071123_b0006637_23275732.jpg2007年11月3日の夕刻...
町屋から漏れる灯り...ギターの音色...

西陣町屋スタジオ
大正末-昭和初期に建てられた...そうです.
西陣と言えば織物の街...ここも商家...
元は染め物をしていた家だとか.
昔の町屋にしては,間口が広いなぁ...
お金持ち...というか...
80年前はまだ商いが盛んだったのでしょう.

今...この町屋は...
SOHOスペースや地域型イベント会場として
活用されています.
80年前,当時の誰も今の「この家」の有り様を
予想していなかったのではないでしょうか...

この日は...
加藤和子写真展「タイドプール」の最終日.
終わりを飾るのは...
クラッシック・ギター・デュオ「招き猫」の
コンサート...「秋のフェルマータ」

続けて...わこチャンのギャラリートーク.
↑...お!カタカナが多いなぁ! ^^
どうです!みなさん!...古都京都は...平安の昔から今に至るまで...国際都市でもあるのです.
今回の写真展を開いた人は吉野生まれ.ギター奏者は,それぞれアメリカと大阪生まれ.
京都土着の古い商家の屋根の下に集う人たち...ほとんどが...実は京都人ではないという...

よく...京都人は余所者を区別する...と指摘されたりしています.
確かに...そういう印象を受けることがあるかもしれません.
が...私思うに...京都の町は...他の土地から出入りする人たちあってこそ成り立ってるなぁ.

現代的には,大量の学生サン.18-24歳=ピチピチの若者が絶えず水のように流れ込み立ち去る.
そして...アーチストさん達...こういう風な人の流れは...もう1000年もこの町に繰り返され,
ふと...ヨーロッパ...いやパリみたいなかんじかなぁ?と...思いつきました.
超保守的な反面...歴史的・文化的な厚みの受容力とでも言えばよいのか?
超革新的or最先端のモノ・コトを...いともたやすく受け入れ...時が巡る...そうやって...
生き続けているんとちゃうやろか?京都は?...この場面に遭遇してその感を強くしました.
「京・生八つ橋...お・ぼ・古ッ!」071123_b0006637_23282383.jpg
「京・生八つ橋...お・ぼ・古ッ!」071123_b0006637_23283870.jpgこうして...吉野で生まれ育ち...京で暮らす一人の女性...
その彼女の心や目が捕らえた...印象の数々を集めた写真展...
最終日に...ウェブや写真展の展示だけでは伝えきれなかった...
撮影の秘話?!裏話?!...エピソードが紙芝居として語られました.

京都の地元民が...京都を撮り...語る...というのと違うのは...何?
そこには...よその土地から移り住み...これからもここで暮らす...
という視点...好奇心や驚き...町への畏敬や懐かしみ...違和感...
また...もっと共に...人間同士!この町に暮らしたい!という願いも!
そして...それをもっと誰かに伝えたくて開いた写真展...

彼女は...これからの京都「どないしたらええねん?」...
ある意味で...地元人以上に考えている一人なのですね.
地元=京都...その懐の深さでこうした事象を受容していますが,
もっと...地元サン!...身体を前に乗り出したらどないやねん?
...ちょっとそんな気もするのです...いや...何となくね...

ま...何はともあれ...現在〜未来形コミュニティのあり方を活動的に探り...日々奔走の母...
「おかん」が精一杯の大舞台の日々...その子=WATAROは...幼いながらも母を支えた...
最終日...町屋の一室にて...子猫と遊ぶ... (をい!ちび猫をレジ袋に入れとるデ↑)^^
(あれ?キッチンネタぢゃない!...まぁ...今回は特別やし!)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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「京・生八つ橋...お・ぼ・古ッ!」071123_b0006637_2329988.jpgということで...旅の終わりに...
「ariさん...コレ持ってってぇ!」
わこチャンから貰った京みやげ...
「八ツ橋研究会」を発足!して...
会期中には...
第1回八ツ橋研究会も開催したて!
「イチオシ」の「おぼ古」どす. ^^

確かに...これ美味しい...
どないに?...そやねぇ...
生八ツ橋の生地が...やらかい...
きな粉の風合い...ニッキの香りも...
甘さ...全体の調和が...慎ましい...
優しい...奥ゆかしい...はんなり! ^^

他のお店の「生八ツ橋」がどんなんか...
あんまり覚えてぇ〜へんけど...
これやったら...時々「おやつ」に食べたいな.

って...取ってつけたように聞こえる?
ほんま!ほんま!
モニタの前にお茶持ってきて...→→→
おひとつどうぞ!...一服しておくれやす!
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=^・^=

by arinco11 | 2007-11-23 23:29 | 果物と甘味(115) | Trackback(1) | Comments(2)
Tracked from 加藤わこ三度笠書簡 at 2007-11-28 05:51
タイトル : タイドプールに潮満ちて~招き猫ギターコンサートと出会いに感謝
11月3日加藤和子写真展「タイドプール」最終日 本当にありがとうございました たくさんの出会いと花とおいしいものに囲まれた8日間への 言葉にならない思いを 招き猫のお二人が やさしい音色にかえしてくれたような気がして弦の音を聴きながら 壁の写真たちを 見ていると その風景の中へ 入っていけそうでした 視覚障害者京都マラソン大会で出会ったNご夫妻が来て下さり感激の再会に 恥ずかしながら記念撮影 (photo by むらちゃん ありがとう!) やがて 秋の町家に 笑顔...... more
Commented by sand_gasa at 2007-11-26 16:34
ariさーん
あらためて なんと濃厚な夜でしょう 当事者ながら 驚く映像です
恐るべしariレポート
こんなにたっぷりご紹介くださり なんとお礼を申してよいやら 感涙です
ありがとうございます かなり照れますし 恥ずかしいですが
それ以上に喜びで胸いっぱいになりました

おっしゃるとおり 京都には いにしえより 常に異文化の波がどどーんと
押し寄せていたんですね
絶えず波がよせてはかえし ときには津波や 異国からはるばるとやってくる波もあり
平安時代より出現した「タイドプール」は 今なお生き続け 変化し続けているんだと

また 子どもたちがこんなところで盛り上がっていたとは 知りませんでしたわ

さて これからは 「八ツ橋」も銘柄指定で お求めください
第1回目「やつけん」のダントツ人気は 地元人もあまり知らなかった
メーカさんの品でした
とくに「生八ツ橋」(皮のみタイプ)の ちょっと厚めのむっちりした生地は
私のまわりでもリピータが続出しています
さ、私もお茶を持ってきて ひとつお相伴にあずかりまひょっと
Commented by arinco11 at 2007-11-28 00:39
■わこちゃん…あの日、斑鳩から町屋に戻ってきた時、
思わずカメラを取り出したよ。暗い夜道、一軒だけ、灯りとギターの音。
一階と二階を行ったり来たりしながら、シャッターを押す、押す。
子供達や招き猫の方達、お客様、町屋の人たちの顔ぶれ、
いろんな場面を眺めながら、
そのことを、刻印=忘れないように、↑記事にしておきたいと思ったんよ。
私にとって、京都は、単なる思い出深いだけの町ではないな、という気もする。
いろんな出会いもあったしね。
いやぁ、ほんまに行ってよかった。 自分の肌で、五感で、感じられたから。
「やつけん」、これからも続けてね、面白いよ。レポート楽しみにしてるで。^^


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