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「21個+αの柚餅子づくり...2007-8ver.4.祝!立春に開封」080204

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the photo above, taken by e.takayuki(C) ... thanks!
トップ画像は...仕込み=蒸したてホカホカ柚餅子を写真撮影してもらいました

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昨シーズン...初めて作った柚餅子4個
今シーズンは...最終的に...32個できました
まだ...残りの数個は...湾奥の鉄筋住宅の軒先で寒風にさらされ...風干し中
最初の仕込みから...2ヶ月弱
大寒のうちに...ほぼ取り込みを終え...あちらこちらに旅立ちました
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記録画像をパンフレットにして...添えました
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そして...私は...今日の日...立春!...お祝いです
昨シーズン作,一個だけ残してあった一年柚餅子と...できたて柚餅子の食べ比べ!
今日の「柚餅子ものがたり」...長いです...^^;
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左の赤い糸のが去年の子...右の蜜柑色の糸で結んだのが今年の子
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どれどれ...中の様子を見比べてみましょう
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去年の柚子(左)は...野菜売り場で買い求めた美人柚子
今年の柚子(右)は...高知県大豊町から取り寄せた,無農薬古木のヤンチャ柚子
外見的には...薬を使っていないのでアバタやエクボ...でも断然...質が違いました
果汁や果肉もですが...皮などにもペクチンがたくさん含まれていると感じました
それが...去年の仕上がりと...大きな違いになったのかもしれません
皮への味噌の浸透の仕方に...差が見受けられます...皮色ほんのり
使った味噌も...去年のものとは違うし
去年の方が...木の実(胡桃・松の実・胡麻)の量は多かったみたいです
甘煮の柚子皮や果汁・干し柿は...どちらにも入っています
収縮率は...皮の質の違いもあるけれど...味噌や他材料の配合にもよるようです
今年の子たち...これから冷蔵庫で容器に入れて保管...どう変化するでしょう?
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さて...この柚餅子...いかにして食べましょうか?
中世の頃からの兵糧食だったそうです...凝縮した保存食です
お酒のつまみに最適とのことですが...下戸の私は...お茶でちびちび
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まず北極から南極に向けて...半分にスパッ
そのまま縦方向に平行にスライスするのも良し...薄いくし形にカットもよし...です
では...パクリ...柚子の名のとおり...餅餅とした食感
地味ながら...鄙びた滋味です
去年の柚餅子は...まったりと丸みを帯びて柔らかな味わいです
今年の新柚餅子は...皮や中の木の実など...キラキラ若々しく個性を残し...楽しい味
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クリームチーズと一緒に食べる...これ...なかなか美味しいです
まだまだ...食べ方いろいろ...工夫して楽しみたいと思っています
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柚餅子関連の記録記事...クリック...どうぞ!
↓参照↓
静岡県立大学短期大学部浜松校食物栄養学科,米屋武文氏の論文(レポート)
「三遠南信地域における柚餅子の生産と利用」(pdf.)

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=^・^=

by arinco11 | 2008-02-04 20:20 | 果物と甘味(115) | Trackback(1) | Comments(11)
Tracked from 酒中日記 at 2008-05-03 12:18
タイトル : 「 arincoさんの柚餅子で 私の初鰹   08.05..
       arincoさんの柚餅子 1月の終わりに頂戴した柚べしを節分明けに、酒の肴として味わうつもりでした      節分を過ぎた頃、あるところで 戻り鰹の脂ののりの良い刺身を食べた時に      初々しい初カツオと一緒に味わおうと思い、この日まで温存していました      私はどうも、戻りカツオの脂ののりの良い味は今一つ鰹らしくなく好きでない      今は漁法と流通が整備され早い時期から、遠方の鰹が初カツオとして登場する      尾張名古屋辺りでは、桜が散り...... more
Commented by koro49 at 2008-02-04 23:36
おっ!食べ比べおめでとう♪
こちらの柚餅子ちゃんたち、そんな硬くならないの。
なので家の中に取り込もうかと考え中。

クリームチーズといいよ。
それとクリームチーズと一緒に生ハムで巻いてみた。
おつまみにいいと思う。
後、ちょっと炙ってみた。塩味が増した感じ。
干し柿とのコラボもいいかも♪
ご馳走さま^^
Commented by aonami24 at 2008-02-05 18:09
食べ比べの感じ、何となく伝わります。
尾張は立春過ぎて、今冬最高の冷え込みが続いています。
こちらでの開封は今しばらくこの寒さを感じさせてからと
思っています。
少し柚餅子に感心を持つてニュースをみていると
意外な所で地域に根付いていることが有ります。
殆んど自家用ですが。
蟻さんが引用して見える、三遠南信地域の一つ足助町、猿投町、小原村
辺りは名古屋から近く今は豊田市に合併されていますが
少数の農家で作られているようです。
名古屋から南信の飯田・伊奈へ抜ける飯田街道沿いの村です。
天龍も静岡、長野、愛知の県境です。
南信はリンゴの生産の南限といわれています。
柚子の北限?
Commented by arinco11 at 2008-02-06 01:15
■頃ちゃん…虎の子...2007年の残り1個、一年を経た味、円熟でした。
柚餅子の風干しね、ふむふむ、気温と湿度で乾燥の仕方がやっぱり違うみたいね。
こちらの外気温はマイナスなんてあり得ないし、1,2度-10度ぐらいだから、
やっぱり蒸発乾燥のすすみ具合も違うはずだは。
お部屋の中に入れてやって下さい。
まだ干し始めの時期のものがソチラに里子に行って、
こういう違いが、経験的にわかったね。昔なら、囲炉裏の上の梁で干したのかな?
クリームチーズとは、本当に相性いいね。
刻んだ柚餅子を、白あんの茶巾の中に、大徳寺納豆のように忍ばせる...
茶人にウケそうな発送でしょ。落雁だったらもっといいかも。^^
Commented by arinco11 at 2008-02-06 01:25
■aonami先輩…ですよね、この皮との一体感の微妙な差、
中に入れた具材との馴染み方、一年越しのものと新柚餅子の違い、
先輩は体験的に読めていると思います。^^
↑の論文=レポート、なかなか稀少だと思います。
飯田街道、天竜川あたりでは、村々で作られているのですね。
自作二年、よそ様の柚餅子も食べてみたいと、情報をあたりチャンスを待っています。
柚子の生育環境の北限は、福島県と聞いたことがありますが定かではありません。
先輩は、もう少し時間をおいて、御神酒とご一緒にご賞味くださいね。
Commented by 酒粕大好きクーネルやっぱり at 2008-02-06 14:57 x
雪はもう溶けましたか? 柚餅子のなんと美味しそうなこと(^o^)
我が家の柚餅子君たちはね仕込みが遅かったせいか 今日ひらいてみると もう少し若いようですが試しに一つ食べてみると・・・・・おいしい~

このまま カナッペなんかどうかなぁ。クリームチーズは勿論 ハム
トマト きうり レタスetc 美味しい食べ方upしてくださいね

いつものことながら 画像がすばらしい~~
Commented by 酒粕大好きクーネル at 2008-02-06 14:59 x
追伸   名前の やっぱり はいらないよ。

パソコンの操作ミスでごめんなさいm(_ _)m
Commented by ruri1029 at 2008-02-06 20:13
丹精込めた柚餅子を知っている人いません。
こちらでは餅菓子のゆべしを連想するのです。
皆さんに説明するのにパンフレット大活躍いたしました。
美味しい味ありがとうございました、感謝いたします。
Commented by arinco11 at 2008-02-07 01:19
■やっぱりクーネルさん…^^
きのうは、黒豆さんで、初アップではなかったっけ、見たぞッ!^^
日曜の雪、月曜火曜は快晴で暖かかったけど、水曜日はまたもや雪でした。
昼頃には粉雪っぽかったけど、夕方には、みぞれになりました。
寒暖が日ごとに違います、今のところ。でも、朝夕、日が長くなりましたね。
自家製の柚餅子、美味しくなってましたか!よかったよかった。^^
どうも雪国というか寒冷な地方は、仕上がりまでの時間がかかるみたいですね。
確かに、気温もかなり違うしね。ゆっくり育つのも、また良しです。^^
画像?、いや、ちょっとだけ、おまじない。。。うふふ。。。
Commented by arinco11 at 2008-02-07 01:28
■ruriさん…南信、長野県の南部地域あたりでは、柚餅子つくりがされているみたい。
やっぱり、柑橘類は、どちらかというと温暖な地方が種類も豊富みたいですね。
で、四国に柚餅子の文化があるかどうかは、今のところ不明です。
土佐にも柚餅子の歴史があれば面白いのになぁ。
パンフレット、説明の言葉もなく、紙芝居でしょ。
文章つけようかな...と思っていましたが、手抜きしてしまいました。 ^m^
Commented by aonami24 at 2008-05-03 12:24
ご無沙汰しています。
先日ようやく頂戴した柚べしを賞味しました。
おもいのほか、薄味で材料が全てまろやかに馴染み
柚子の熟成した香りが奥ゆかしさを漂わせていました。
ご馳走様でした。T.Bさせていただきました。
Commented by arinco11 at 2008-05-05 00:15
■aonamiさん…賞味いただきありがとうございました。^^
今年、2シーズン目も、昨シーズン同様の作り方でした。
塩分の多い味噌勝ちに仕立てると、もう少し濃い味になるのかもしれませんね。
柚子の中に仕込んだ、木の実などなど、かなりの配合かと思われ、
その分、味噌の割合が少ないとも言えるかもしれませんね。
香りについては、今回の大豊柚子、古木ならではの香気と感じています。
TBありがとうございました。 では、こちらからも。。。


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